HPVの感染経路 | コンジローマになるのはどんな時?

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HPVの感染経路

HPVはどうやってうつる?

HPVとはヒトパピローマウイルスのことで、150種類以上の型があるのですが、その中の一部がコンジローマの原因にもなっています。
また、高リスク型に分類される一部の型に感染すると子宮頸がんの原因になるなど、深刻な病気につながることもあるため、HPVへの感染はできるだけ避けられた方が安心です。
このHPVの感染経路はどうなっているのでしょうか?
これは多くの性病と同じで、主に性行為で感染します。
すでにHPVに感染している相手と性行為など行うと、自分もその相手が持っていたHPVに感染するリスクがあるのです。

主な感染経路はこのように性行為となっているため、頻繁に性行為を行う方ほど感染のリスクが高まります。
特に不特定多数の相手と性行為をしている方は、これに感染する可能性がより高くなります。
性行為の相手がHPVを持っていなければ問題ないのですが、目に見えないウイルスとなる上、感染してから症状が出るまで時間がかかることもあり、感染者本人も自覚がないこともよくあります。
特定の相手としか性行為をしなければ感染のリスクも下がりますが、不特定多数の方との行為になると、その中にHPVに感染したまま気づかずに行為に及んでいる方も含まれやすくなり、感染しやすくなるのですね。

HPVの感染を防ぐ方法はある?

ご紹介したようにHPVの感染経路は主に性行為となるのですが、それをふまえて感染を防ぐ方法はあるでしょうか?
HPVの場合は予防接種がありますから、これを事前に受けておくのはおすすめです。
150種類以上あるすべてのHPVへの感染を防げるわけではないのですが、コンジローマや子宮頸がんなどの原因となるHPVの一部の感染を防ぎやすくなります。

なお、この予防接種は感染する前は効果があるのですが、感染したHPVを治療する効果はあまり期待できません。
感染する前に打つことが大事ですから、HPVへの感染を予防したい方は性行為などを経験する前にこれを打っておくことが大事です。
そのほか、性行為をするときは必ず避妊具をつけるなどすると感染のリスクを下げられます。

しかし予防接種も避妊具もHPVの感染を100%防げるわけではありませんから、直接の感染経路となる性行為を安易に行わないことが大事です。
不特定多数の相手と性行為をしないように注意するほか、実際に自分が性行為をするパートナーの行為歴も大事です。
そのパートナーが不特定多数との性行為などしていると、相手がHPVにすでに感染している可能性があるため、自分が一度だけそのパートナーと性行為をしただけでHPVに自分が感染するリスクがあります。
行為をする相手は十分に注意してください。