性行為によるウィルスの感染 | コンジローマになるのはどんな時?

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性行為によるウィルスの感染

性行為による感染について

コンジローマの原因はこれを引き起こすウィルスとなるのですが、これに感染する機会となるのが性行為です。
行為に及んだ相手がすでにこのウィルスを持っていたときには、その性行為を通してうつってしまい、自分もコンジローマとなる可能性が高いのです。
このような感染がなぜ起こるのかというと、感染したウィルスが性器付近にいる可能性が高いためです。
この部位は通常露出する場所ではありませんし、他人が触れる場所ではないため、仮にコンジローマに感染しても日常生活で他人にウィルスをうつす、うつされるといった機会はほとんどありません。

しかし性行為のときは別ですね。
このときはお互いに服を脱ぎ、性器を露出したうえで行為に及ぶことにもなりますから、ウィルスの感染部位同士が接触し、ウィルスを持っている方が持っていない方へとうつす結果となりがちです。
この感染を防ぎたいときには性行為を避けるのが望ましいです。
性行為をしなければコンジローマといった病気がうつる確率も下がります。
なお、避妊具を使えば性行為をしてもウィルス感染を防げそうですよね。
もちろん使わないときよりは感染の確率を下げられます。
しかし100%安全なわけではありません。
すでにコンジローマなど性病のウィルスを持っているとわかっているなら、性行為は基本的に控えてください。

その他の性的行為にも注意

性病ウィルスの感染のきっかけとなるのは、直接の性行為だけではありません。
性的な接触があるとなんらかのきっかけで感染する恐れがあります。
たとえばお互いに性器同士を一切接触させなかったとしても、ウィルスを持っている相手の分泌液などが手に触れた状態で自分の体を触っていると、それが原因で感染する恐れがあります。
また、最近では性器と口とを使ったオーラルセックスも増えていますが、これをすると口の周りや中、喉などに感染する恐れがあるのです。
性器同士を接触させなければ安全とは限りません。
性病のウィルスを持っている相手とはできる限り性的な接触を避けることが感染防止となります。

ウィルスに感染したときは

コンジローマの症状が出るなど、すでにこれらウィルスに感染した可能性があるときは、性病科のほか、性病を診られる診察科を受診してください。
そちらにいけば今出ている症状を治療できます。
このときすぐに体内のウィルスを除去できると思われがちですが、感染したのがウィルスになる場合、体内の奥深くにいるものは除去する方法がなく、表面に現れている症状の治療に留まる場合もあります。
そのためウィルスに感染すると性病の症状がたびたび再発するなど治療が長引くこともありますから、性行為などによる感染をそもそも防げるように注意してください。