良性・悪性のウィルス | コンジローマになるのはどんな時?

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良性・悪性のウィルス

ウイルスの特徴について

性病の一つ、コンジローマの原因となるのはHPVというウィルスとなります。
この中でも100種類以上の型があり、どのHPVに感染するのかでリスクも変わります。
良性ウィルスもあれば、悪性ウィルスもあるのです。

コンジローマのウィルスは良性?悪性?

すでに性病にかかっている方にとって気になるのはコンジローマの原因となるHPVが良性なのか、悪性なのかといったことでしょう。
これはどうなのかというと、基本的には良性となります。
感染するとコンジローマを引き起こすことになりますが、このHPVがガンを引き起こすといったリスクは低めとなっています。
具体的にご紹介すると、コンジローマを引き起こすHPVは6型、11型となります。
これらは低リスクの良性ウィルスとして知られており、ガンとの関連性はそれほど高くありません。

ただし、良性ウィルスだから放置していいというわけではありません。
HPVの6型、11型などに感染するとコンジローマを引き起こし、性器などにイボができます。
これは性病となり、他人にうつす症状となります。
放置すると悪化していくこともありますから、良性ウィルスだとしても病院での治療がおすすめです。
また、コンジローマになった方の中から悪性のウィルスが同時に見つかるケースもあります。
そのような意味でも病院の受診はおすすめとなり、不安なときはHPVの型を調べられないか、病院と相談してみるといいでしょう。

悪性ウィルスとは

コンジローマにかかったときのHPVは基本的に良性となりますが、悪性のウィルスとはどんなものかというと、ガンとの関連性が高いものとなります。
つまりその悪性のHPVに感染していると、ガンになる可能性があるわけです。
たとえば子宮頸ガン、陰茎ガンなどの原因となることが多いのです。
悪性ウィルスとしてよく言われるのは、HPVの16型、18型となります。
これらは子宮頸がんの原因となることが多く、実際にこのガンを発症している方の多くからこのHPVが見つかっています。
一度感染すると重大な病気につながる可能性がありますから、なるべく感染を避けられるように努力してください。

HPV感染を防ぐには?

これらは性行為などで感染するため、不特定多数との性行為や、そのようなことをしている相手との性行為を避けることが大事です。
また、性行為のときには避妊具をつけることも有効です。
さらに予防接種もおすすめです。
HPVすべての予防はできませんが、悪性HPVの一部の感染リスクを下げるための予防接種が実施されています。
これを受けることで特に注意したい悪性ウィルスに感染するリスクを少しでも減らせますから、機会があればなるべく受けておくといいでしょう。